カテゴリー: 二次創作

ドラハーで書いてみたいこと

我が家の原作沿いドラハーは友情以上、恋人未満な二人。
今後もう一つ書いてみたい話があるのですが、それが多分ドラハ最終話になる予定。

ドラコにとってハーマイオニーは初めてホグワーツでできたかけがえのない友達であり、決して誰にも明かせない秘密の存在。
例え、考えの足りない一年生の頃に数週間交友関係を築いただけとはいえ、父親であるルシウスに知られたら何をされるか分からない。そして、彼自身の寮内での立ち位置も脅かされることが分かっています。
ただ、やはり以前のように一人泣いていたら慰めたくもなるし、話をすると楽しくもなる。複雑な想いはずっと抱いていました。
そうして『似て非なる感情』辺りで(あれ、もしやこの想いは恋……? いやいや、ほんの少し嫌がらせをしてやりたかっただけだ)と自分の気持ちに気づきかけながらも蓋をするんですよね。

ハーマイオニーの方はといえば、やはりはじめての友達として特別な存在ではあるのかな。
鼻もちならない嫌味なヤツとは思っても『鏡像』で秘密の部屋事件のヒントをくれたことは察しているし感謝もしている。あとは、どれだけ口汚く罵ることがあっても、人を平気で傷つける極悪人という認識はありません。
そんな彼が【スリザリンの継承者】や【死喰い人】であることは疑う余地もなかったんです。
なのでドラコが直接手を下したわけではないけれど、ホグワーツに死喰い人やグレイバックのような凶悪な輩を招き入れたことを知り、【はじめての友達】だった彼はもういないのだと過去に決別をします。ハーマイオニーにとっては、そこが越えられない壁だったのではないかと……例え家族や自らの命が危険に迫ろうとも、より大勢の血を流す選択は望まないだろうと。

そして七巻でトリオがマルフォイ家の虜囚になった場面。ハーマイオニーはもはやドラコが自分達をどうにか助けてくれるという淡い期待すらも抱いていなかったと思います。ドラコが父親達の面前で何ができるかなど考えもしなかったはず。
ドラコとしては当然ハーマイオニーは助けたかった。けれど、蜂刺しの呪いで腫れ上がったハリーとは違ってハーマイオニーはバッチリ面が割れていました。ナルシッサはほぼ確信していましたもんね! 直接庇えば当然自分にも危害が及ぶことをドラコは知っていましたし、まして六巻で任務に失敗した前科がある自分が下手に動けば、命まで落とすかもしれない。自分だけではなく、両親にまで危害が及ぶかもしれない。そう思うと、ドラコは自分の発言の重みに倒れそうなほどだったのではないかと。
何の責任も負いたくない。だからこそ、投げやりな言葉しか言わなかったのだと思うんです。「僕……そうかもしれない……ええ」のセリフの沈黙にどれだけの葛藤があったのか。

その後、ベラに拷問されるために連れだされるハーマイオニーにロンが「やめろ! 代わりに僕を殺せ。僕を!」と言い放つんですよね。
このセリフを聞いた瞬間、ドラコはその瞬間まで貧乏で間抜けだと常々見下していたロン・ウィーズリーが自分よりもよほど高潔な人間だったと知って愕然としたと思うんです。自分の命を挺して誰かを護る。確かに大切な存在であったはずの【はじめての友達】すら庇えなかった自分はどれだけ矮小な人間だったのかと。
ドラコにとって、このセリフを聞いた瞬間が秘した恋の終わりではなかったのかと思うのです。

ロンとハーマイオニーのロマンスがハッピーエンドに終わったことを人づてに聞いたドラコは、自分自身の境遇と相まって絶望の淵に。
マルフォイ家は魔法界中から爪弾きに遭い、復学しても投げやりに……パーキンソン氏の意向で婚約は白紙に戻り、パンジーも逢いにこないことから『彼女が愛していたのは所詮名家マルフォイの御曹司だったのだ』と自分は無価値な人間だと塞ぎこみます。
ルシウスはなんとか純血の嫁を、と八方に手を尽くし、ここ数代財政が傾きがちと噂されていたグリーングラス家に白羽の矢を立てます。ただ、その相手はあくまでもドラコの同級生だったダフネ。娘はもう他に決まった相手がいるとけんもほろろに断られたルシウスでしたが、そこで怯まず、その妹アストリアを交渉相手に定めます。
すると、何故かすんなりと妹の方なら本人の意思を尊重するという返答をもらいます。

ルシウスの猛プッシュでアストリアをデートに誘うことになったドラコ。
実は【血の呪い】のことで家族から冷遇され、在学中も『呪いがうつる』と一部の心のない生徒達からいじめられたりもしていたアストリアは身体は弱いものの、芯の強い女性に育っていて、孤独なドラコを少しずつ癒していきます。
けれど、ルシウスがある日、アストリアが【血の呪い】にかかっていること。それが遺伝性のものでマルフォイ家の根絶に繋がりかねないことを知り、突如として交際を反対するようになります。その頃にはアストリアに心惹かれていたものの、絶対的な父親の言葉に反対の声をあげることもできず。

迷いを抱えたまま、街をさ迷い歩いていると偶然にハーマイオニーと再会。今にも卒倒しそうな顔色のためか、ハーマイオニーも迷った挙句にドラコと話をすることに。
とめどなく話をするうちに、ドラコはアストリアを捨てようとしている自分と、かつてハーマイオニーを救うことを諦めたあの瞬間を思いだします。ハーマイオニーとアストリアに似通ったところはないけれど、ハーマイオニーはマグルの出自、アストリアは血の呪い……それぞれ彼女達自身ではどうしようもない事実に苦しめられていることが同じなのだと思い至ったのです。
今度こそ、裏切ることはできない。ここでアストリアを捨てたら、もう僕は自分自身を赦すことはできなくなる。そうしてドラコは初めて父親に歯向かい、自分の意思を通すことができるようになる……そんな話をもうずっと温め続けているんです。いつか書きたい話ストック。

先日は拍手を頂いてありがとうございました……!! もうもう本当に嬉しくてありがたかったです~。私生活の諸事情でまだしばらくの間は更新できなさそうですが、たまにこうして妄想語りなどできればいいなと思います♪

たゆたうブラック家妄想

原作では登場シーンどころか名前すら明記されていないシリウスの両親って昔からすごくそそられます……! 家系図が公開される前に名づけちゃったくらい。
ちなみに自分用に作成した家系図ではシリウスの父親=オリオン・ブラックだった。作者インタビューとかで父親だけ先に公表されてましたっけ? たまたま? 覚えてないな~……謎。ちなみに母親の方はカペラ(=ヴァルブルガ)、黒姉妹の父親はリゲル(=シグナス)で設定して書いていました。懐かしい。
ついでに初期設定だとリゲル(=シグナス)の妻は原作にも名前のみ登場していたエラドーラで、愛称エラ。カペラとは双子の姉妹設定だったので、黒兄弟と黒姉妹の血がさらに濃ゆくなってしまってました。そして当サイトはシリナル推しなので本当まずかった(笑)
エラは結局エラドーラではなくドゥルーエラ・ロジエールだったので愛称は同じままいけたのが嬉しかったです♪

さてさて、母親のヴァルブルガは肖像画から激しい気性と推測できますね。
老女と書かれているのでおそらくは晩年。シリウス出奔後だった可能性が高く、それであれば当時の精神に多大な影響を受けているはず。大事な跡取り息子がグリフィンドールに奪われたという妄想に憑かれ、マグルや穢れた血への差別意識を募らせていったのではないかと思うのです。
それに肖像画はどんなに精巧であっても本人の人格とは異なるうえに、クリーチャーとの二人暮らし(?)は双方の思想をかなり偏ったものに変えたのではないかと思うので、必ずしも狂女だったとは言えないのではないでしょうか。
「クリーチャーは父に対して、必ずしも母に対するほど献身的ではなかった」という言葉通りに、最上の純血一家に仕えてきたクリーチャーにとってヴァルヴルガは絶対的存在である当主オリオンよりもブラック家に相応しい人物だったと考えられます。

ヴァルブルガの名前の由来は小惑星ヴァルプルガから。オリオンの姉であるルクレティアも小惑星ルクリーシアからではないかという説を見かけて、爺世代(リドル世代)のブラック家で女の立場は相当弱かったのではないかと考えています。当時はブラックの血を引く男性が多かったため、女性は政略結婚で他家に嫁がせるために正当な星(恒星)の名前を与えてもらえず、(自ら輝けない惑星以下で出来損ないな)小惑星の名前をつけられたのではないかと思えてしまいます。
ブラック家の一員であることに誇りを持っている人なら、それは相当に屈辱だったはず。だから姪にあたるベラトリックスには星の名前を与え、その下のアンドロメダにはさらに広大な銀河の名前を与えた……なんて考えたら、ブラック家の女性の地位向上に貢献した人物とも言えるかも!

幼少時からヴァルブルガは有力な純血一族と縁を結べるよう、非の打ちどころのないレディとして仕込まれていたけれど、自ら光り輝く星=ブラック家の正式な一員としては認められていなかった。レストレンジ家の家系図で花として描かれる女性のように、美しくても一人の人間としては認められていないのではないかと。
私は星になりたかったという切実な願いが。他家ではなく、魔法界の王族であるブラック家の一員でありたいという執念が彼女を磨きあげていったのではないかと考えています。

そんな彼女が四つ年下の夫に何を想っていたか。
オリオンの方は原作から推測できる人柄を推測できるのは下記の2点。

  1. ブラック邸に魔法使いが知る限りのありとあらゆる安全対策をかけた
  2. クリーチャーはオリオンに対して、必ずしもヴァルブルガに対するほど献身的ではなかった

1 に関しては相当用心深い性格を思わせる。
何が彼をそこまで駆り立てたのかは気になりますよね。
両親は死喰い人ではなかったが信望者であったとシリウスの口から語られていたことから

  • 不死鳥の騎士団側を警戒していた
  • 魔法省から隠したいものがあった
    マルフォイ家の秘密の部屋とはスケールが違うけれど、家ごと秘匿したかった

こんな理由が考えられるのかな。
ただ、オリオン・ブラックはトム・リドルと親しい関係を築いた一方で、ダンブルドア以外は見抜けなかった(見抜けなかったというよりも猫をかぶる前の姿を見ていましたしね💦)彼の本質を断片的に察していたからではないかと思うのです。
表立って反対の声を上げれば秘密裏に葬られることを分かっていた賢いオリオンは、表面上ヴァルブルガと共に闇の帝王の思想と同調しているように見せかけ、密かに護りを固めていたのではないかと思います。レグルス同様に家族を護るため。

我が家のオリオン・ブラックは浮気性で家を空けがちな設定です。
というのは、やはり気になるクリーチャーがよりヴァルブルガを慕っていたという点。
家に棲みつく屋敷しもべなので、ヴァルブルガが嫁いできた際に連れてきたというよりはオリオンの生家に元々いた方が自然だと思うんですよね。なのに、ヴァルブルガに対して献身的だったのは彼女が優しかったから、というのも考えられるけれど、オリオンもシリウス同様に何かしらブラック家に相応しくないことをやらかしたのかな~……と。
考えると家系図のようにどんどん枝葉妄想が広がっていくブラック家。この妄想をもう少しちゃんと形にしたいものです。小説書く気力が日々の忙しさと暑さに奪われてますが、またいつの日か……。
更新途絶えて久しいのにサイトに訪れてくださる方には本当に感謝しております。ありがとうございます!

メローピーがもし息子と共に生きることを選んでいたら

年末年始に回復した体力がまたすっかりすり減ってしまいました。体力がほしい。
Twitterにトム誕生日祝い用にワンドロ初チャレンジしてみたSS、手直しをしてサイトにも掲載しようと思っていたけれど、なかなか作業が進まないのでひとまず日記にアップしてみることにしました。載せないと忘れる可能性もあるから……!
メローピーがもし息子と共に生きることを選んでいたら、というIFです。

————————————————–

『あの日の約束』

 薄暗がりの中で料理に精をだす女性がいる。ぐつぐつと音を立てて煮立つ大鍋はスープのようだ。たらいに溜めた水に汚れた調理器具をつけ洗いし、時折背伸びをして火加減を見る。パタパタと忙しない足取りはなかなか止まない。飾り気のないくたびれた服や、焦げやほつれの目立つエプロンを見るに女中なのだろう。やや曲がった背中は老婆の域に近づいてきた年齢にも見えるが、首筋には小じわ一つない。三十、もしくは二十代なのかもしれない。
 十二月のロンドンは雪が降らないとはいえ、隙間風は身を切るようだ。洗い物を終えた腕には紫色の斑点が浮いている。キッチン・ストーブの扉を開け、焚き木を足した女性は屈んだままの不自然な体勢のまま、手に残る水気をエプロンに擦りつけ、吐息を吐いた。少しでもかじかんだ手を温めるために。
 その時ドアの向こうで微かに床の軋む音がした。女性はストーブの扉を叩きつけると、弾かれたように立ちあがった。おろおろと辺りを見回す目は斜視なのか、何処を見ているのか判然としない。そんな室内の様子が見えていたかのように遠慮がちなノックが響く。それから幼い男の子が姿を見せた。

「母さん」
 すると、女性の周りの張りつめた空気が見る間に和らいだ。
「お帰りなさい、トム」

 母と呼んだ男の子だが、似たところは一つもない。女性はお世辞にも美しいとは言い難い容姿だが、男の子は人形のように端正な顔立ちをしている。二人に共通しているのは黒い髪だけだが、箒でかき集めてきたようにごわごわとした髪と、鴉の濡れ羽のように見事なものを同一視はできない。
 男の子は母親の腰に手を回すと、そっと頬ずりをした。そして、ふと触れた腕の冷たさに気づいたのか、じっと見上げる。

「どうして母さんが一人で支度をしているの? 大変でしょう。ミセス・コールに言ってこようか?」
「いいえ。孤児院ってこんなものよ……孤児は増える一方なのに投入される税金も、人手も全く足りないから。身寄りのない私達をこうして置いてくれるだけでも感謝しなくちゃ」
「僕はこんなところ、嫌いだよ。お揃いのみっともない服、お恵みを受けた汚いおもちゃに感謝を捧げて、馬鹿な奴らと仲よくしているフリ。早く大人になりたい……こんなところ、でていきたい」

 吐きだすように言う男の子の表情は陰になってよく見えない。女性はひどく哀しげな顔をしながらも励ますように言った。

「……そうね、あなたなら出ていけるわ。11歳になったら、きっと迎えがくるから」
「それって母さんを捨てた男が迎えにくるってことじゃないだろうね。もし、そんなことがあったら殺してやる! 今、母さんが苦労をしてるのは全部そいつのせいじゃないか!」
 そう叫んだ男の子の目は抜き身の刃のように鋭く、敵意に満ちていた。けれど、はたはたと垂れ落ちた涙を頬に受けた途端、男の子はハッとしたように顔を上げた。女性は自分が泣いていることにすら気づいていないかのように目元を拭うこともない。

「お父さんじゃないわ……お父さんじゃないの。悪かったのは私なの。あなたも全てを知ったら、きっと私を軽蔑するわ……それでも、私にとってあなたは宝。今まで生き永らえてきた理由なの。あなたに会えなくなったらと思うと…――」
「僕が母さんを置いていくはずないだろ! そいつが迎えにきた時にどうするかは別として、ここを出るときは必ず母さんも一緒だよ」
 力強くそう言う男の子の顔立ちを確かめるように、女性は頬を撫でていく。そして、ぽつりと呟いた。
「そっくりだと思っていたけれど、あなたはお父さんにあまり似ていないのかもしれないわね」
 男の子はその言葉をどう捉えたらいいのか計りかねるように、前髪の陰から母親を窺った。

しばらくSNS断ちします!

仕事が繁忙期に突入してきたのと、家庭の事情などなど諸々で気分が沈みがちになってきたので、しばらくの間SNS断ちをしてサイトのことに集中しようかと思います!
ずーっと伸ばし伸ばしにしていた改装をそろそろやってみようかな、と。
創作・同人サイト制作支援サイトのdoさんで紹介されていたamppsというソフトを入れてみましたよ。今まではLocalというソフトを使っていたけれど、設定が悪かったのか、実際にWordpressにテンプレート反映させようとするとうまく機能しなかったりしたので(ソフトが悪いのではなく、私の知識不足が原因;)
新しいソフトで心機一転! 今度こそ改装うまくいかせたい。

あとはリドジニ最終話『消えない魔法』を完成させるべく少しずつ手直しを始めていました。
しかし、十数年前に書いていた話の続きを書くというのは、なかなかに大変……当時と構想は変えていないんですが、キャラ自体が昔と今で捉え方が若干変わってしまっていたり。
そもそも『消えない魔法』を考えていたのが6巻発売辺りでホークラックスの概念はあったんですが、バジリスクの牙でホークラックスを砕くことができるなんていう情報はまだ知らず……その時点でもはや私の原作沿いリドジニのシリーズは原作沿いになっていないんですよね。うぅ。
裏の『此は最果ての地』も同じく十数年寝かせておいたものの続きを20万字くらい書いたんですが、あれは原作とは異なるパラレルワールドな未来の話だから捏造大いにOKと自分に許している部分があるので。なかなか思うように進まない……。
書きあげたらサイトとpixivに現在掲載している分の『消えない魔法』は差し替えようと思います。いつになることやら。

サイト一周年ありがとうございます!

ああっ、気づけばお誕生日をとっくのとうに過ぎてました~。
何もできずにきてしまった一周年ですが、こんな辺境の地に足を運んでくださる方々には感謝しております。ありがとうございます!
ここ最近は時間があってもなかなか創作に向けられず、ひたすらインプットする日々を過ごしております。
特に漫画ですね! 名作『ぼくの地球を守って』に再燃し、ひたすら読み耽ってました~……日渡先生の漫画にお目にかかったのは、ぼくタマの最終回が初めてでして全く分けわからず……自作の『未来のうてな』の序盤がものっすごく面白かったので、そこから遡ってぼくタマに向かいました。
最初は登場人物が多すぎて頭に入ってこなかったのですが、前世の話が進んでくるにつれて惹きこまれましたっ。
一人ひとりのキャラが立っていて、前世と現世が別人なんだけれども共通している部分もあって。顔立ちとかも面影があったりして、とにかくすごい漫画だと改めて思いました。
幼少時の紫苑があまりにもかわいそうすぎて……もっとラズロとキャーと一緒にいてほしかったとか、玉蘭のことが本音では好きだったし憧れている部分が多かったんだろうな~とか見えて、そして木蓮への愛。視点が違うと、すれ違うのが分かってアァァ~ッ!! 「ハヤクドコカニカエリタイ」のキーワードが最高に撃ち抜かれますわ……。

あとですね、Twitterでは頻繁呟いてましたが、ガンダムというか『水星の魔女』にハマりました~。
好みを知り尽くされている気がする旧・個人サイトの頃からのつきあいの方にお勧めされたら、すごい、もう見事にハマってしまって! 好みを知り尽くされている……!
グエスレもエラスレもシャディミオもスレミオスレも全部おいしいですね! チュチュ先輩も好きすぎる……キャラが皆、それぞれ好きすぎてね。

キャラ一人一人が生きた人間の匂いがする作品って本当いいですね。
時間に余裕を持てるようになり、アウトプットできるようになったら人間味をしっかりと出せる作品を書きたいな~ということを思っている今日この頃です。
今はもっぱら裏の長編『此は最果ての地』のオリキャラ達の肉付け作業を再開中です! 今年も残り僅かですが、書けたら一本くらい何か書きたいな~。

凍てついた夏の日 一話目

後日加筆修正すると思うけれど、オリオン過去話の出だしはこんな感じです……全然書けないので中途半端だけど、日記に書いておこうと思って。
オリオンの母親が毒親なので、ご注意。

前提としてはメラニア・ブラック(旧姓マクミラン)は良家のお嬢様で家事らしいことは一切やったことのない人。ホグワーツ時代も成績はさほどよくない。ただ、洗練された優雅な仕草や淑女らしい微笑をたたえた顔のお陰でチヤホヤされてきた苦労知らず。
ルクレティア、オリオンを乳母に育てさせ、気まぐれに甘やかしていた。自身で叱りつけることは皆無だったので、姉弟からは【優しいお母さま】として好かれてはいたと思う。

————————————————–

 ドイツに宣戦布告して以来、UK全土が不穏な空気に満ちていた。
 戦時下ということで映画館は軒並み閉鎖していき、日々の暮らしから急速に娯楽が失われていく。こんな情勢の中、浮かれ歩くのは不謹慎ではないか。そう人々は互いに行動を牽制しあい、窮屈さは日ごとに増していった。
 きらびやかな装飾も、華やかな衣装も今のご時世には相応しくない。そうした意識が街並みからも人々からも色を失わせ、一層戦時下の空気を強めた。戦火を直接目にすることがなくとも、空を仰げば自国の戦闘機を目にすることも珍しくない。近い将来爆撃されるかもしれないところにいるよりはと田舎へと疎開する者も少なくない。
 そしてマグル界での紛争は、彼らの中に紛れて暮らす魔法使い達にも確実に影響を与えていたのだった。

「……いつぞやのグリンデルバルドの預言も見事に的中したというわけね。なんだって野蛮なマグルの戦争なんかに、私達が振り回されねばならないのかしら」
 ぶつぶつと不平を口にしているのは、ブラック家当主の妻であるメラニア夫人だ。彼女がかろやかに杖を動かすと、小動物のようにピョンピョン跳ね回るトランクケースから家財道具が次々と吐きだされる。厚みのあるふかふかした絨毯、モスグリーンのビロードのカーテン、ずっしりと重みのあるテーブルや椅子…――トランクケースより、よほど大きい物ばかりだ。その一つ一つがあるべき場所に収納されていくと、みすぼらしいばかりだった室内が何処ぞの邸宅のように見栄えがするようになった。けれど、それを見つめる夫人の表情は硬くこわばっている。

「……こんな片田舎にこなければならないなんて。パーティーもない。ドレスもない。屋敷しもべ妖精もいない…――こんな不便な場所にいつまでいればいいの?」

 彼女は元々この疎開に乗り気ではなかった。由緒あるマクミラン家の令嬢として生を受け、これまでの人生で苦労と言えるものは何ひとつしたことがなかったメラニア夫人である。そして、同じく高貴な家柄と崇められるブラック家の当主の妻となった後も当然その暮らしぶりは変わらなかった。
 住み慣れた美しい屋敷を離れることに抵抗があったし、何より屋敷しもべ妖精のいない生活なんて考えるだけでも悪夢のようだ。
 やるせなさを深い溜息と共に吐きだすと、ふと彼女は鏡越しにじっと自分を見つめる目線を感じた。不自然にならない程度にゆっくりと視線を逸らすと、荷物の整理に取りかかる。すると、おずおずと視界に細い足が入ってきた。それでもメラニア夫人はかたくなに背を向けたままでいた。

「お母さま」
 青白い顔をした男の子が、遠慮がちに呼びかけた。メラニア夫人は頭痛をこらえるように両のこめかみを押さえた。
「……なあに?」
 振り向きもせずにそう言われたためか、男の子はそれ以上近づけなくなったようだ。重たげな前髪の下で、灰色の目をさかんに瞬く。
「僕にも何かお手伝いできることはありますか?」
「あら、いいのよ。ここは、お母さまに任せてちょうだい。そうね……あなたはお散歩にでも行ってみたらどうかしら。引っ越したばかりですもの。ひょっとしたら、お友達ができるかもしれなくてよ」
 それは口ぶりこそ優しいものの、体のいい拒絶の言葉だった。男の子にはそれがしかと伝わったのだろう。消え入るような声で「はい」と言うと、足取り重く出ていった。今しがたセットしたばかりの肘掛け椅子に腰を下ろしたメラニア夫人は、憚ることもなく両手で顔を覆った。

 十年前は家督を継ぐ嫡男の誕生に、一族の誰もが祝福したものだった。そして成長するにつれ、同じ年頃の少年達よりも利発だ。見目麗しい。さすがはブラック家の血筋だと褒めそやされると息子が誇らしく、そんな子を産んだ自分の矜持が存分に満たされたものだ。
 そんな風向きが変わってきたのは三年ほど前からだ。
 魔法使いの子供には三種類いる。生まれたての赤ん坊から魔法を使える者と、何かの拍子に魔力が芽吹く者。数としては圧倒的に後者が多く、大体が七、八歳頃までに魔法を使えるようになる。そして彼女の息子のように十歳を過ぎても魔法を使えない者は【スクイブ】と言われるのだ。
 なんとか魔法の力を引きだそうと階段から突き落としたりもしてみたが、大怪我を負わせてしまっただけだった。密かにかかりつけの癒者に見せてみたが、種のない植物を生やすことはできないと途方に暮れるばかりで、いっかな助けになってはくれなかった。
 かくして自慢の息子は厄介者となり、親族の目が懐疑から憐れみへと変わった頃。彼女の夫は遠縁のアルファードを頻繁に招くようになった。
 アルファードは息子より二歳年上の少年で、生まれながらに魔法を使える稀有な存在だった。子供達にとって再従兄弟にあたる彼の来訪をはじめのうちこそ気にも留めなかったメラニア夫人だったが、次第に疑いが芽吹いてきた。誰をも寄せつけない書斎に招き入れては長い時間を共に過ごし、時には数週間単位で泊まることも珍しくはなかったのだから。

(あの方はアルファードをスペアにするつもりに違いない。敵国の空爆を避けるためだなんて、私を遠ざけるための言い訳よ。マグルの野蛮な武器なんかで魔法使いが怪我するものですか。あの子のため? まさか! スクイブの息子が命を落としたら、まさに願ったり叶ったりじゃないの)

 メラニア夫人は握りしめた親指の爪をきつく噛みしめた。淑女らしくないと幼少時にたしなめられた癖だったが、最近では我慢することができない。
(いいえ、今からだって遅くない。もう一人男児を産めばいいのよ。そうすれば、私は当主の妻としていられる)
 何処までも自分本位な考えをしていることにメラニア夫人は気づいていなかった。

久々の更新

久々の更新ですが、設定資料の追加とかですみません~。
私の愛するブラック家……ただいま、オリオン・ブラックの過去話を書いている最中なんですが、ふと以前まとめていたキャラ設定資料集を修正したいな~なんて思いついて深夜にゴリゴリ修正してました。小説本編も、も、もうじき……。裏の長編も一旦ストップしてこちらを書いているので近々更新予定です! でも、予告しておきます、暗いです!
だが、しかし! ブラック家は血縁関係ドロッドロでほの暗いところに魅力がたくさん詰まっていると思うので。
ブラック家とマルフォイ家はもう自分好みの解釈をモリッモリに詰め込んでいきたいと思いますので何卒よろしくお願いします~。

私生活の方はもうもう八月からものすごく忙しくて……仕事が繁忙期になってしまいました。え、この時期って感じです。
今の職場は三年目になるんですが、結構大きな仕事を一つ任されることになってワタワタしてます。
好きなことが仕事になったのでとっても楽しいんですが(去年は暇すぎた)、契約社員的な立場なので重圧もあるんですよね。これ、自分が何かやらかしてしまって責任とれるのかな~って。
まあ、スキルアップに繋がるし、今の経験も次の職場に活かせると思うので、あまり余計なことは考えずに力を尽くします!

放置している間にも拍手鳴らして頂いた方、ありがとうございました! とっても嬉しいです♪

スランプ脱出

最近スランプ気味だったのですが、先日大好きな絵師さんが裏の長編オリ主のイラストを描いてくださいまして❤ 萌えをたっぷりと補充できて、一気に書きあげることができました~♪ 裏の長編は現時点で28万文字くらいになっていて、本にしたらすごい厚みだ……と自分でもちょっとびっくりしてしまったのですが、まだ折り返し時点まできていないので、もっとペースを上げて取り組んでいきたい……!!
あ、ちなみに掲載許可を頂いたので素敵なイラストを裏に置かせて頂いてます~。とにかく美しいので皆さんに見てほしい……!! 裏に置いているけれど、夢絵(?)の健全なイラストですっ。

先日、返信不要で拍手くださった方もありがとうございました~……!! とってもありがたいです、生き返りますっ。
最近よそのサイト様にこっそりと遊びに行っては作品を拝見・拝読させて頂いています。pixivやTwitterでも素敵な作品はあふれているけれど、個人サイトに訪問するとお邪魔させて頂いている感じがすごく好き。あと、管理人様方の日記を読むのが楽しい♪ それに日記って個々の人となりが伝わってきて、ちゃんとお知り合いになれる感覚があるんですよね~。それで作品が一層好きになるという。

最近の不祥事で創作されている方々がpixivから一斉離反!? みたいな事件がありましたが、第二次個人サイトブームこないかな~とワクワクしてました。
二次創作ならジャンルサーチが甦れば、あるいは……と思うのですが。ハリポタも昔はたくさんのサーチエンジンがあってお世話になっていましたが、今はとても少なくなってしまいましたもんね~……残存しているのは夢小説関係かな、と思うのですが。裏に置いているオリ主の話、果たして夢小説なのかがよく分からず登録することができずにいます~……あと、あれかな。昔書いたリドルの孤児院時代の話は夢小説といえるのかな。オリキャラ病気で死んじゃうけど💦
夢小説の定義が知りたい今日この頃です。

祇園精舎の鐘の声

今日はあまりにも忙しすぎて、めまいがしてきました……慣れ親しんだInternetExplorerとのお別れの日が近いので、何処の会社も対応に忙しいのではないでしょうか。
ここ数日Edge対応に追われております~……今日は自分宛ての電話が集中して、もうげんなり。

2000年代のサイトといえばIEがメイン、ネスケの名で親しまれたNetscape Navigatorが活躍していた時代ですね。
IEとネスケ対応ってサイトに記載していたのが懐かしい……ちなみにスクロールバーをオシャレにできるIEの方が見栄えがよかったので、私は断然IE派でした!
それが色々なブラウザが乱立し始め、SleipnirやFireFoxに移行し、最近はもうすっかりGoogle Crome一択になった私です。
動作が軽く、何よりアドレスバーで気軽に検索できるのがよき!
個人では同様に別ブラウザを選択する人が多くなっていたかと思うのですが、それでもIE終焉って一つの王国が滅亡したような強い喪失感があります。今までありがとう、IE(あと一日あるけれど!)

最近仕事でPC画面を見すぎているせいか、スマホをいじっているせいか、はたまたKindleでの読書が多いせいなのか、創作意欲が停滞気味で……スランプに陥っています~。なんか、こう頭を軽くできるような小ネタでも書けば、スランプ脱却できるのかな~とも思っていまして。
そのうちお題サイトからお題を借りてきて、この日記で日替わりSSでも書いてみようかな~なんて目論んでいます。

FB3コラボ Samantha Thavasa Petit Choiceの財布

二十代の頃に一目惚れしたサマンサの財布。もう持つには厳しい年齢なのかな~とは思いつつ、Twitterが流れてきたファンタビとのコラボ広告に思わず飛びついてしまった! FB3とのコラボ財布もバッグもチャームも全部可愛いっ。バッグはもう似合わないだろうと思い、泣く泣く諦めましたが、財布はそこまで可愛すぎず、ファンタビモチーフも目立ちすぎるわけでもないから普段使いできるんじゃないかと思い、少し悩んだ末に予約♪
チャームのニフラーも可愛いからほしかったんだけど、今の財布買い替えるのが瑕なので(皮財布永遠の悩み……)少し心配なので購入は見送ることにしました。財布が手元に届いて、触感が大丈夫そうなら検討してみようかな~。

Happy Birthday』、『FF6プレイ日記 その5(ネタバレ注意!)』、『The Godfather』、『【ネタバレ感想】ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』に拍手頂いた方、ありがとうございます~。パチパチが生きる糧です!

Happy Birthday』はごく短いSSなんですが、書いた当時モリーの幼少期を考えるのが楽しかったですね。
公式ではギデオンとフェービアンの年齢が明かされていなかったり、二人は双子説もあるのでモリー長女・ギデオン・フェービアン三姉弟なのかもしれませんが、色々と気遣いもできるモリーは中間子の可能性もあるのかなと思っています♪
うちの原作沿い設定だとギデオンはアーサーと同級生で親友。モリーと同学年のベラトリックスと一時期付き合ったこともあります。ギデベラはまだ設定だけで書いたことはないけれど、そのうち形にしたいですね~。

The Godfather』は自分のフェチ部分を詰め込んだ作品です(笑)
原作沿いの裏設定ですが、ルシウスとナルシッサは腹違いの兄妹。アブラクサスがマルフォイ家の血を濃くするために画策し、ただしルシウスもナルシッサもそのことは知らないし、ブラック家の人間でもヴァルブルガと当事者であるドゥルーエラとシグナスくらいしかこの事実を知りません。
黒髪ばかりのブラック家で金髪珍しい……むしろ金髪ってマルフォイ家に多いのでは!!!? という思いつきの設定ですが、ゴーント家などを見ていると純血魔法族にとって近親婚もある程度必要な部分もあったのではないかと思って。

FF6はまだケフカ戦に行っていません……獣が原でガウとストラゴスを一生懸命鍛えています。
それにしても何で獣が原ってホーリードラゴンとかボスキャラが普通に登場するのだろうか(笑) さすがに三闘神までは出現しないだろうけれど。

【ネタバレ感想】ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』! ダンフルドアの秘密を知った人ですね!? いや~めちゃくちゃよかったですね!
FB3ネタバレを語り合う場って何処かにないものか……秘密の守り人達が集う場とか、ほしいですね。

【ネタバレ感想】ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

公開初日に見てきました! ハリポタは原作ありきで映画にもついていけたけれど、ファンタビは何度か見直さないと理解できない部分が多く……今回は公開中になんとか3回ほど足を運べたらと思います!
ここから下はネタバレ感想です。まだ見ていない方はご注意……!!

覚悟はいいか? オレはできてる。

↓↓↓↓↓ 以下、伏せ字でお送りいたします ↓↓↓↓↓

■アウレリウス・ダンブルドア

■ジェイコブとクイニー

■ゲラートとアルバス

■ニュートとテセウス

■麒麟

■ユスフ・カーマ

 
↑↑↑↑↑ 以上、伏せ字でお送りしました ↑↑↑↑↑

第二次世界大戦が迫っていて、場所もドイツということで戦争ムードがムンムンしていましたが、所々笑わせてくれるシーンがあったり、恋愛シーン(主にゲラアル・ジェイクイ・ラストのニューティナ)があったり、気になっていた謎は知れたので今作大満足でした~。テディとピケットは今作も可愛かった。
ファンタビ1と2が上映されていた頃は私生活で色々とあってウィザーディング・ワールドから遠ざかっていたんですが、3をリアルタイムで観られて本当に幸せです! 4と5もリアルタイムで楽しめたらいいなあ。

FF6プレイ日記 その5(ネタバレ注意!)

久々のFF6プレイ日記です! 帰省していたりでプレイ日記は書けなかったけれど、着々と進めていました~。
ガレキの塔で宝漁りをしていて、三闘神とはまだ戦っていません。
ちなみに本日【血塗られた盾】の呪いが解けました……毎度感慨深いものがありますね、256回も戦ったのかと。全キャラ全魔法習得とレベルアップをしていると必然的に呪いも解けるのですが。これはFF10のリュックの最強武器ゲットのための雷避けとかと同じような達成感がありますね♪

手始めに鍛えたのがモグ・ティナ・シャドウ・リルム。
モグはモルルのお守りがあるからパーティーに必須で、となるとモフモフが大好きなティナも一緒にしてあげたい(ミネルヴァビスチェとリボン装備で血塗られた盾の呪いの解除にも必須)。シャドリル親子は完全に私の好みです! 二人はいつ、いかなる時にも一緒にさせてあげたいだけ。正体を明かせなくても陰ながら娘を見守るシャドウ……くすん。
今のところ一番レベル上がったのがモグで75くらい。まだグローランスを手に入れてないけれど、ホーリーランス+ひりゅうのつの+竜騎士の靴で9999を2~4回与えてくれます! めちゃつよっ。スノーマフラーもつけているのでダメージもほぼほぼ当たらないし、即死耐性があれば本当完璧。FF6にもう一つアクセサリ欄があれば、セーフティビットをつけるんだけどな。

肝心のストーリーの方ですが、カイエンのゾゾ山からの夢の世界……もう泣いてもいいですか? 昔はビジュアル重視でカイエンは全然使ってなかったんですけれど、大人になってからプレイするとカイエン……本当イイキャラですよ。強キャラでありながら最も愛する人達を無惨にも奪われて。心の弱さは誰にだってあるということ、そして大切な人達は例え命を落とした後でも側で見守ってくれていること(ここ! ハリポタにも通じる!!)。過去を悔やんでばかりいずに、しっかりと前を向いて進むことの大切さ。本当素晴らしいキャラです。大好きになりました……!!
ちなみにカイエン、本当強いですね! ピクセルリマスター版では必殺剣でゲージを貯めずにすむようになり、「必殺剣 断」をお気軽に使えるようになったんですが、スラッグクロウラを豆腐のようにサクサクと斬っていって爽快。これ、魔石いらずの斬鉄剣だ!!

心の弱さと言えば、ストラゴスもですね。何故、教信者の塔に……ただリルムの声で一発で正気に戻る辺り、とてもよい……ただゲーム中、リルム⇒ストラゴスへの愛は目に見えるのですが、リルム⇒失踪した父に対しては本当何を思っているのか知りたい。なんとなくなんですが、父が列車強盗していた過去とかは知らなくて、大好きな母の死と同時に自分が置いていかれたということで母のことは愛していたけれど自分のことは役に立たないと思って置いていったんだと思っていたんでしょうか。
シャドウ⇒リルムは少し複雑な娘への気持ちが見え隠れしていると思うのですが……。

ロックとレイチェルの悲恋の結末も見届けました。
レイチェル……なんて素敵な女性なんだろう。ほんの一瞬の甦りで一方的な愛の言葉を紡いだら一生ロックを不幸にすると分かっていたんですね。ロックの性格を知り尽くした最大の理解者がレイチェルだったんでしょうね……ほろり。

そういえば、SFC版のリルムは帽子の色が赤だったと思うんですが、ピクセルリマスター版でピンクに変わっていることに気づきました。赤い帽子で慣れていたので最初はちょっと違和感がありましたが、ピンクリルムもそれはそれで可愛いからよしとする。