アルファード・ブラック

ヴァルブルガの弟、シグナスの兄

【杖】
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【容姿】
黒髪、ヘーゼルの穏やかな目。
【生没年】
1927年1月1日~8月31日-1976年  ※生年月日はオリジナル設定
【所属寮】
スリザリン
【キャラ紹介】
生まれながらに魔力を発現したブラック分家の長男。
彼が生まれた当時の当主アークトゥルス・ブラックの元にはまだ女児のルクレティアしかおらず、ブラック家当主の血筋を継ぐことになるかもしれないと父のポルクスからことさらに目をかけられていた。本家の嫡子であるオリオンが生まれた後も、万が一魔力に目覚めなかった時にはスペアとして当主の座を引き継がせようという一族の意思で本家で過ごすことが多かった。そのため、姉のヴァルブルガ、弟のシグナスとの関係性は薄い。
幼少時から賢い子ではあったものの物静かで、大人達に言われるがままに振舞うだけで自分の意思を殺していた。
ホグワーツ入学時は組み分け帽子が様々な選択肢を示したにも関わらず、一族のためにとスリザリンへの入寮を希望した。

オリオンが魔力に目覚めてお役御免となった後は、本来の自分を探るべく様々なものに興味をもってあたるようになる。トム・リドルとは同学年で下級生の頃には親交があったものの、その時期を境に交流は絶える。
これまで自分が背負っていた重荷を引き受けることになったオリオンに対しては憐れみを感じていたが、まだ学生であるアルファードにはどうすることもできず、何もしてやれなかったという負い目を持っていた。そのため、オリオンの子供達には親族の誰よりも目を配るようになる。

ホグワーツ卒業後は探検家として世界各地を彷徨い歩き、冒険譚を執筆して何作もヒットを出した。
けれど、ルーマニアに旅をした際にドラゴンに遭遇して重傷を負い、それがもとで死亡。執筆活動で得た多額の遺産をシリウスに遺したことで、ブラックの家系図から抹消されることとなる。
シリウスにとっては一番の理解者であり、叔父と甥というよりも友人のような関係だった。