悪戯仕掛人

ドラコ×ハーマイオニー 私を引く手は冷たく、じっとりと汗ばんでいた。自分一人だけならもっと速く走れるはずなのに、彼は手を放そうとしない。私はいつ置き去りにされてもいいように覚悟を決めて、握る力を緩めているというのに。 雨に濡れた地面がうるさ…