ジネヴラ(ジニー)・モリー・ウィーズリー

ウィーズリー家に数世代ぶりに誕生した女の子

【杖】
イチイ/セストラルの尾毛/25㎝ ※芯材・長さ:非公式
【容姿】
金をまぶしたような赤毛。鳶色の丸みを帯びた目。低学年の頃はやや目尻が垂れており優しげな印象だったが、年齢が上がるにつれて意思の強さが現れてくる。
華奢な身体つき。誕生日が遅いため、同学年の子と比べると背が低めだったが、成人する頃にはそこそこの長身になる。
あまり日焼けしない肌質。鼻の頭には薄いそばかすが散らばっている。
【生年月日】
1981年8月11日
【所属寮】
グリフィンドール
【キャラ紹介】
男ばかりの七人兄弟の末の妹ということで両親や兄達から可愛がられて育った。
ホグワーツ入学直前に手に入れた日記帳にひそんでいたトム・リドルの【記憶】と交流を持つ。
一度は手放した日記帳を拾いに行ったのは、ハリーの身にも自分と同じ危険が迫っていると察知したため。退学やアズカバンに投獄されるかもしれない恐怖に怯えていたものの、土壇場で誰かの命には代えられないという芯の強さを見せ、それがトム・リドルを変える一因となった。

【秘密の部屋】事件のショックから夜な夜な悲鳴をあげて怯えるようになる。心配したパーシーの頼みにより、ダンブルドアに暗示をかけられて秘密の部屋の事件を一旦は忘れ去った。
その後、完全に消滅していなかったリドルの日記帳がドラコを介してジニーの下に戻ると、心の【決して消えないある感情】に取り憑いた。
そうして共に時間を過ごしていくうちに、やがてリドルへの恋心を自覚していく。同時に殺されかけた記憶は深く残り、何かの拍子に恐怖心を思いだすこともしばしばあった。

そして三年生の終わり頃に起こったとある事件でリドルは完全に消滅し、二人の関係は立ち消えになる。
はじめて心から愛した彼のことを忘れられず、ジニーはリドルと何処か似たところのある人ばかりを選んでつきあうようになる。

後にハリー・ポッターと結婚し、ジェームズ・シリウス、アルバス・セブルス、リリー・ルーナという三人の子供に恵まれる。
死後、ヴェールの向こうでヴォルデモートの成れの果てと再会。彼を救う手段を模索する。

なお、ジニーの杖は古道具屋で買ったもので、ヴォルデモートの杖の材質と同じイチイの木から作られたもの。グレゴロビッチと最強の杖作りを競い合った先代のオリバンダー製。持ち主がことごとく事件や事故で瀕死に陥ることがあった呪われた杖で、店主も嫌々引き取ったという曰くつきの代物。
美しい見た目に目を奪われたジニーが触れると、まるで自分の一部であるかのように手に馴染み、彼女はこれこそが自分の杖だと直感。二束三文で売りつけようとする店主を怪しむ父をなんとか説得し、買ってもらう。
リドルが実体化し、ジニーの杖に触れた瞬間、他者の杖には感じなかった親近感を抱くのを不思議に思う。それはジニーの魂の大部分を手に入れたためだけではなく、自身の杖と材質が同じだったためでもある。