トム・マールヴォロ・リドル/ヴォルデモート

史上最も強力かつ危険な闇の魔法使い

【杖】
イチイ/不死鳥の尾羽/34cm
【容姿】
さらさらの黒髪。紅茶色の柔らかな目。
中性的で非常に整った顔立ちをしており、寂しげで優しい印象を与える。長身で細身。
見た目は父親に瓜二つだったが、ヴォルデモートとして君臨した後は真っ白い顔に蛇のように平らな鼻、肉食獣のような縦に割れた赤い瞳孔と人間離れした風貌になる。
【生没年】
1926年12月31日-1998年5月2日
【所属寮】
スリザリン
【キャラ紹介】
天才的な頭脳の持ち主だが、運動が若干苦手。飛行術は大嫌いで、箒に乗ると酔う体質。
愛情に触れたことがなく、人間らしい情愛を理解できない。

ホグワーツに入学した当初は純血主義者のスリザリン生から混血もしくはマグル出自と蔑まれていたが、アブラクサス・マルフォイの後押しと蛇語を操れること、また彼自身の才覚によってすぐに下級生ながら一目置かれる存在となる。

15才の時に【秘密の部屋】を開け、バジリスクを解放。マグル出身だったマートルを殺害し、その罪をハグリッドに着せる。
また、その夏に父親と祖父母を殺害して伯父のモーフィンをスケープゴートに仕立て上げた。父親を手にかける際に自分と顔がよく似ていることを知り、自らの顔を憎悪し、深々と爪を立てる。そのことが後に人間の姿を捨てるきっかけともなった。

16才の時にスラグホーンからホークラックスのことを訊きだし、日記帳の中に自分の【記憶】と【魂】を保存する。
その後、1995年の世界からタイム・ターナーと憂いの篩の力によってタイムトラベルしてきたジニーと運命的な出逢いを果たす。
ジニーの血統と、その身体に秘められた力の一片を知った際には自分を最強の魔法使いにするために未来からやってきたのだと曲解。ジニーを自らの片腕にすべく働きかける。しかし、彼女を追ってきた【記憶】の自身と対峙し、愛をおぼろげながら知る。理解できない感情を不快に思ったリドルはジニーと自らの【記憶】と離別し、ホグワーツの隠し部屋に憂いの篩を設置。そしてジニーとの記憶を封じた。

ホグワーツを首席で卒業後、教職を望むもダンブルドアに阻まれて断念し、ボージン・アンド・バークスに就職。
ホグワーツの創設者の一人ヘルガ・ハッフルパフの子孫、ヘプジバ・スミスを殺害。創設者に所縁の宝を盗み、世間的には失踪したと思われていた。
世界各地を渡り歩く最中、憎悪していた父親そっくりの顔を捨てるため、自らの手で呪いをかける。結果、火傷を負ったように所々引き攣ったはっきりとしない顔立ちに変わった。

30才の時にダンブルドアに再度教職を依願するが、決裂。【必要の部屋】にホークラックスに変えたレイブンクローの髪飾りを保管。
33才の時、当時7才だったベラトリックスに出会う。彼女の心を掴み、以後の忠誠を誓わせる。
54才の時に予言の男の子ハリー・ポッターを殺すため、ポッター家を来襲。返り討ちにあう。
69才の時にワームテールの助けを借り、自らの姿を取り戻す。
1998年5月2日、ホグワーツでの決戦で命を落とす。享年72才。最後まで愛情を理解できないままで、生と死の狭間の世界で永い時を過ごす。